

世界で戦うアスリートの“スゴ技”を間近で体感!
『目隠し』『片足だけ』パラクライミングに挑戦!!
2026年8月1日(土)、livedoor URBAN SPORTS PARKで、TEAM BEYOND ワークショップ『パラアスリートの技を体感!夏休みクライミングチャレンジ』を開催しました!
参加募集には、なんと1,500名の応募が…。倍率12.5倍の抽選をくぐり抜けた約120名が、クライミング初心者から経験者まで、家族や友だちと一緒に参加してくれました。(1回120分・約40名×3回|計約120名)
この日のテーマは、ただ壁を登るだけではありません。世界で活躍するパラクライマーの技を間近で見て、コツを教わり、さらには「目隠し」や「片足を使わない」といったパラクライミングの要素を取り入れた課題にも挑戦!会場には、新しいチャレンジ、応援の声、そしてゴールに届いた瞬間の大きな拍手と笑顔があふれました。






会場には元気いっぱいの参加者が続々と!
スペシャル講師として登場したのは、国内外で活躍する4名のパラクライマー! 選手たちが入場すると、参加者から大きな拍手が送られました。




會田 祥選手 視覚障害 B1
三井住友海上あいおい生命保険株式会社所属
世界選手権優勝7回
2026年ワールドクライミングパラシリーズソルトレイク 1位、
インスブルック 1位


渡邉 雅子選手 片下肢機能障害 AL2
EY新日本有限責任監査法人所属
2026年ワールドクライミングパラシリーズソルトレイク 4位
2025年パラクライミングワールドカップインスブルック 3位


岡田 卓也選手 神経障害 RP1
Labcorp Laboratories Japan G.K.所属
2026年ワールドクライミングパラシリーズソルトレイク 4位
2025年パラクライミング世界選手権ソウル 4位


結城 周平選手 片下肢機能障害 AL2
三井住友海上あいおい生命保険株式会社所属
2026年ワールドクライミングパラシリーズインスブルック 7位
2025年パラクライミング世界選手権ソウル 2位
パラクライミングとはどんなスポーツなのか、日本パラクライミング協会の白井唯コーチから解説がありました。
基本的なルールはオリンピックなどのクライミングと同じですが、パラクライミングは視覚障害や片下肢機能障害など、障害の種類や程度に応じた『クラス別』で戦います。
体験を始める前に、岡田選手と結城選手がデモンストレーションを披露! 自分の身体の特徴を理解し、それぞれの強みを生かしながら登っていく選手たち。
手や足だけに頼らず、身体全体を使って…。難しい体勢からも迷いなくルートをつなぎ、ゴールへ――。さすがのパフォーマンスに、参加者は目を輝かせてくぎ付け! 登り切った選手にはたくさんの拍手が!








なんなく登っていく姿に、みんなくぎ付け!
いよいよクライミング体験へ。今回はロープを使わない「ボルダリング」を行います。ホールドの持ち方や足を置く位置、安全な降り方など、しっかりと基礎からスタート。経験者には、身体の向きや重心の移し方など、より高い課題を攻略するためのアドバイスが送られました。






登ることに慣れてきたら、いよいよパラクライミングの要素を取り入れた課題へ!『片足を使わない』チャレンジでは、いつもは両足で身体を支えられるところを、片足だけでバランスを取りながら登ります。
デモンストレーションは、ワールドカップ3位の経験もある渡邉選手。片足とは思えないバランスと、身体全体のバネを生かして、あっという間にゴールへ!






いざ始めてみると、参加者の中には次に身体のどこを動かしたらよいのかに悩む姿も・・・。足の置き場がわからなくなったり、身体を思うように上げることができず、壁の途中でストップしてしまったり。






それでも、「身体を壁に近づけて」「使える足でしっかり押して」「次のホールドに届く向きを考えてみよう」とアドバイスをもらい、ルートを組み立て直して再チャレンジ。身体の使い方やバランスの取り方のコツをつかみ、登りきる参加者が続出!










クライミングの定番、グータッチでお出迎え!
続いてのチャレンジは『目隠し』クライミング!アイマスクを着けると、さっきまで見えていたホールドの位置も、壁の高さもわかりません。頼りになるのは、サイトガイドと呼ばれるチームメイトの声。サイトガイドの役割は「方向」「距離」「形」を伝え、次のホールドへ導くことです。
参加者には「見えない」ことへの恐怖も生まれてくるだろう中、世界選手権優勝7回!日本が誇るブラインドクライマー・會田選手と、厚い信頼でともに世界を制したサイドガイド・田中星司さんのペアが、圧巻のパフォーマンスを見せてくれました。






「方向」を示すには、目指すホールドの位置をクロックポジション=『11時』『3時』などの時計の短針の向きで伝えます。そこに「距離(遠く/近く 等)」や「形(ホールドの形や大きさ)」の情報も加えていき、次の手や足を置く位置を指し示していきます。
田中さんの的確なガイドをもとに、まるで次のホールドが見えているかのように、スッとつかんでいく會田選手。その力強く登っていく姿にあっけに取られていると、何事もなかったかのように完登…。さすがのパフォーマンスに、参加者も驚きを隠せませんでした。




會田選手は「指示をよく聞いて、(頭の中で)イメージして登りました」と。サイトガイドの田中さんは「登っている人を不安にさせないように、しゃべり続けることが大事」とガイドの心得を強調しました。
一方、参加者は、いざアイマスクをしてみると、まず壁にたどり着くことも一苦労・・・。サイトガイド役も「どうしたら伝えられるか」に頭を悩ませます。
『ちがうちがう!隣の赤いのだってば!』 ・・・言った後に、色で教えても見えない、上下左右を示さないとどの方向を示しているのかわからないことに気づく参加者も。「見えない」ことの難しさを、登る人だけでなく、“伝える”人がより感じている様子がうかがえました。






特に大人の方が「見えない」恐怖心が強かった印象
それでも、一手進むたびにお互いに工夫が生まれ、成長していく姿が。 「右手を2時の方に!もう少し上の横長のやつ!」「一旦、左足を9時のホールドに置いて!」 登る人の動きを見ながら、どう伝えればわかりやすいか、声をかける側も真剣です。






「見えない」恐怖心よりも、新しいチャレンジと成功へのワクワクが勝ってきたのか―― どんどんと次のホールドをつかみ登っていく参加者たち。ゴールに届くと、登った本人と一緒に、声を送り続けた仲間にも満面の笑顔が広がりました。見事に完登した参加者からは、「言われた通り手を伸ばしたら、そこにホールドがありました!信じて登ったらゴールできました」と充実の表情も。
視覚から得ている情報を言葉に変える難しさと、信じて身体を動かす面白さを、みんなで体感しました。






たっぷり身体を動かした後は、ドリンクを手に選手とのトークタイム。クライミングを通してすっかり打ち解けたみんなで、交流を楽しみました。
「試合の前は緊張しますか?」「一番難しかった壁は?」「どうしたらもっと上手になれますか?」と、参加者からは質問が次々に。選手たちは一人ひとりの言葉に耳を傾け、競技の魅力や挑戦を続ける大切さを伝えてくれました。










楽しい時間はあっという間。新しいチャレンジに全力で取り組んでくれた参加者の皆さんが、 このワークショップを経て何を感じてくれたのか。
クライミングは、「できない理由」を探すのではなく、「どうすれば登れるか」を工夫するスポーツです。今日うまくいかなかったことも、挑戦したこと自体が大きな一歩。これからも、自分なりの方法を見つけながら、いろいろなことにチャレンジしてほしい。
そんな想いが、一人でも多くの方に届けばよいなと思います。


できないことに目を向けるのではなく、「どうすれば、今持てる力を最大限に生かすことができるのか」を考える。参加者は、パラクライマーが日々磨いている工夫と技術の一端に触れることができたのではないでしょうか。
最後は、一緒に盛り上げてくれたサポートスタッフも一緒に全員で記念撮影!






パラクライミングは、ロサンゼルス2028パラリンピックで新競技として実施されます。参加者からは「応援します!」というたくさんのエールのことばが! 今回芽生えた「もっと登りたい!」「選手を知りたい!」という気持ちが、これからの観戦や挑戦につながりますように・・・。ご参加ありがとうございました!
TEAM BEYONDは、これからもパラスポーツを身近に体感できる機会をお届けします!

